「2012年03月」の記事一覧
舞鶴自然文化園 ツバキ園1500種3万本
舞鶴自然文化園では、4月15日(日)まで、ツバキ園開園中です
茶花ツバキ展では、茶花に使われるツバキを中心に、その他のツバキも鉢植えや切り花、写真パネルで紹介。
カメリアハウスでは、貴重な原種や洋種のツバキを見ることができます
ヒメサザンカ
さわやかないい香りのする、たくさんの小さな白い花。ツンととがった蕾には紅がさしていて、かわいいです。
4月6日(土)はイベントデー
テント市や、生花体験コーナー、お茶席などもあります。売り切れ次第終了や、先着100名様までだったりするので、どうぞお早いめに
宮津天橋立からは、車で約1時間。
春の一日、1500種3万本のツバキを愛でに、お出掛けになりませんか
舞鶴自然文化園≫
京都府舞鶴市多祢寺24-12
TEL:0773-68-1187
9時~17時(最終入園16:30)
入園料:大人300円 小人150円
あきんど講座in丹後 香老舗・松栄堂
今日は雨でしたが、昨日までは、ポカポカと暖かい日が続いていた宮津。
玄関先で、青石の露天風呂で、蓬莱の庭で、沈丁花が甘い香りを漂わせています
ちょっと前の3月6日、香老舗・松栄堂のご主人、畑正高氏のお話を伺う機会がありました
浦島太郎が開けた玉手箱から立ち上ったのは、煙ではなくて、蘭の花の香りだった。なぜなら乙姫様が身の半分を入れたから。
その他、錦絵などでも、煙と思っていたものが、実は香りだったということがあるとのこと。
香=黍+甘
甘い香りをした黍(キビ)の収穫の時の喜び。持って帰って調理するといつも以上に皆笑顔 という、漢字の成り立ち。
におう=丹穂生(にほふ)
丹生神社と水銀鉱床、地名の話なども。
さまざまな香料についても話され、沈香は水に沈むほど重く、焚くと素晴らしい香りがする、と。実際に私達の手に取らせて下さった、沈香と白檀。
本当に、沈香はズシッと重く、とてもよい香りでした
信長が、正倉院御物の「蘭麝待」を切り取った時のことも、まるで、
間近に見てこられたようなお話ぶりで、引き込まれました
香と仏教との出会い、唐様から和様への文化の変遷、源氏物語の中の香りについてなども伺いました。「若紫」「梅ヶ枝」の巻。香りの描写の中に、そんなにいろんな情報が詰まっていたとは
最後に、細川幽斎の古今伝授の有名な逸話がある、丹後に住む私達に、古今和歌集に関した取り組みについての、提言を頂きました。
畑さん、お世話して下さった京丹後宿おかみさんの会の皆さん、どうもありがとうございました
そうそう、松栄堂さんといえば、当館では、朝、お玄関に「堀川」を、
昼、食事処・四季膳花のに「二条」を焚いています。
渦巻き型のお香です。売店でも販売していますよー
香老舗・松栄堂≫
京都市中京区烏丸通二条上ル東側
TEL:075-212-5590
宮津 滝上山桜まつり 3月25日プレイベント
今年4月、5年ぶりに、市内の滝上山の桜まつりが行われます
その前に、3月25日(日)桜まつりプレイベント開催
11:30~15時、滝上公園にて。
宮津バーガー、宮津カレー焼きそば、へしこチャーハンなどの模擬店のほか、
13:30~14時、宮津のお隣、伊根町出身の女性ボーカルと大阪府出身の男性のデュオ、QU-EのLIVEがあります
京都府北部(舞鶴)の桜の開花予想は4月8日ですが、QU-Eのライブと宮津
B級グルメで、ひと足早いお花見気分は、いかがでしょうか
滝上公園桜まつりは、4月13~15日、11時~21時頃。滝上公園(宮津市宮町)にて。模擬店出店あり
QU-E≫
春のあしおと
名残のカニ 海洋センター研究成果報告会
2月21日、みやづ歴史の館で、京都府海洋センターの、「丹後の海の恵みを生かす」試験研究成果報告会が行なわれました
海藻のアカモク、アサリ、サワラ、ズワイガニ(松葉がに)、ナマコやアカアマダイ(連携機関による)に関する取り組みついての報告。
2008年、京都府のズワイガニ(松葉がに)漁とアカガレイ漁は、資源と環境に配慮した漁業に与えられる、国際的なMSC認証(海のエコラベル)を、アジアで初めて取得しました
ズワイガニの持続的な水揚げを目指して~水ガニの保護~と題して、水ガニ(脱皮後間もない雄ガニ)の漁獲状況、リリース後の生存率、リリースの効果などについて、伺いました。
会場では、ズワイガニ禁漁中のアカガレイ漁で、カニが入らないよう排出口のある、改良型底曳網の模型や、研究内容の書かれたパネル展示なども
京都府のカニ漁業では、4年前から全国で初めて水ガニの漁獲が禁止されました。その結果、近年では雄ガニの漁獲量は増加しているとのこと
丹後半島の沖合は、カニのよい漁場で、福井県や兵庫県のカニ漁船も操業をしています。この取り組みが他県にも普及していくよう、京都府の漁業者さんは働きかけておられるそうです。
その、豊かな丹後の海で獲れるカニをお召し上がりになれるのも、いよいよ
この3月までです
あーっ、まだカニ食べてへんかったぁ、もう一回食べ納めに、という
お客様、どうぞお出掛けになりませんか
カニのご宿泊プランはこちら≫
京都府海洋センター≫
宮津市小田宿野
TEL:0772-25-0129
3月3日ひなまつり 重文・旧三上家住宅
市内にある、重要文化財・旧三上家住宅では、3月1日~3月31日まで、108年前の辰年生まれの方のお雛様が展示されています
3月3日の桃の節句には、午後2時よりお琴の演奏(約1時間)があります。
同じく2時より、お抹茶(薄茶)とお菓子の接待が、先着50名様まであります
三上家は屋号を元結屋といい、江戸時代、宮津城下有数の商家で、酒造業・廻船業・糸問屋等を営みました。
主屋棟は大壁造、土扉を設け耐火構造としています。庭座敷の黒柿孔雀杢の床框、神代杉の落し掛け、新座敷の大阪土の壁など、座敷等は非常に質の高い贅を尽くした造りとなっています。幕府巡検使の本陣となり、山陰道鎮撫使・西園寺公望の宿舎にもなりました
麹室や、釜場、店部分と座敷、茶室、庭園などを、丁寧な説明を聞きながら、見ることができます。釘隠しは、蘭、桃、宝尽くし、、、と部屋ごとに違います。
ニワザシキから眺める庭園には、梅、セッコク、さつき、金木犀、石蕗などの花々。また、池には石亀が住んでおり、暖かくなってくると、池の縁で日向ぼっこしています
重要文化財・旧三上家住宅≫
京都府宮津市河原1850
TEL:0772-22-7529
入館料:大人¥350 小人¥250
(当館に置いている割引券をお持ち下さい。各¥50引になります)
9時~17時 年末年始休